事業内容
ピーエス三菱は、土木事業、建築事業、製造事業、その他兼業事業を主軸に展開しています。土木事業では、プレストレスト・コンクリート工事や一般土木工事の請負、PC製品の製造販売を行っています。このセグメントには、株式会社ニューテック康和、株式会社亀田組、株式会社ピーエスケー、菱建基礎株式会社が含まれ、それぞれ特定の土木工事や土木工事用機器の管理運用などを手掛けています。
建築事業では、プレストレスト・コンクリート工事や一般建築工事の請負、PC製品の製造販売を行っており、UBE三菱セメント株式会社から資材の購入や工事の一部受注を行っています。
製造事業では、ピー・エス・コンクリート株式会社、PT.Komponindo Betonjaya、VINA-PSMC Precast Concrete Company Limited、PT.Wijaya Karya Komponen Betonがコンクリート製品の製造販売を担当しています。
その他兼業事業として、不動産の販売・賃貸及び仲介を行っており、菱建商事株式会社は損害保険代理業や不動産事業を展開しています。これらの事業を通じて、ピーエス三菱は多角的なビジネスモデルを構築し、幅広いニーズに応えています。
経営方針
ピーエス三菱は、社会基盤や産業基盤の形成に貢献し、人と自然が調和する豊かな環境づくりを目指しています。同社は、中期経営計画2022(2022年度~2024年度)を策定し、新型コロナウイルス感染症の影響やウクライナ情勢による物価上昇などの不透明な経済状況下でも、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを進めています。
同社は、土木部門を中心に売上高や受注・売上利益の向上を目指し、生産性の向上や収益力の強化に取り組んでいます。また、2024年度より適用される残業上限規制に備え、PSMAXの推進や多様な人材活用と育成にも力を入れています。
2030年を目標とした長期経営ビジョンでは、受注高・売上規模1,500億円以上、営業利益率8.0%以上を目指しています。このビジョンの実現に向け、財務基盤の強化や成長分野の拡大に向けた戦略的な投資も進めています。
環境に特化した「THE GREEN VISION」を掲げ、2022年から2030年を第1期として、積極的な環境活動に取り組んでいます。これらの取り組みを通じて、ピーエス三菱はサステナブルな社会の実現に貢献し、企業価値の向上を目指しています。