事業内容
イムラは、自社および3つの子会社で構成される企業グループであり、主に封筒の製造販売事業とダイレクトメール等の発送代行事業を中心に展開しています。また、情報システム事業や子会社を通じたその他の事業も手がけています。
パッケージソリューション事業では、通信や電気、ガス料金の請求用封筒、株主総会招集通知用封筒、官公庁の通知用封筒、銀行窓口用の現金封筒、一般事務用封筒など、長形封筒、角形封筒、洋形封筒、窓付き封筒(プラマド封筒、セロマド封筒)を含む各種封筒類の製造販売を行っています。さらに、不織布製の封筒や造園資材、各種印刷物の製造販売も展開しています。
メーリングサービス事業では、ダイレクトメールの企画、製作、発送代行をはじめ、冊子類や販売促進用商品の封入・梱包及び発送代行、顧客リストの管理、データプリントサービス、メディアマッチング、キャンペーン事務局運営、ロジスティックサービスなど、幅広いサービスを提供しています。
その他の事業としては、オフィスコンピュータやパーソナルコンピュータ、周辺機器の販売、ソフトウェア開発などの情報システム事業を行っています。
イムラの連結子会社には、東杏印刷株式会社(医療機関用印刷物の製造販売及び医療機関用諸物品の販売)、株式会社メトロテック(機械器具の自動制御装置及び電子回路の設計製造販売)、株式会社イムラプリンティング(旧株式会社ハシモトコーポレーション、各種印刷物の製造販売)があります。これらの子会社を通じて、イムラは多様な事業を展開し、幅広いニーズに応えています。
経営方針
イムラは、創業100年を超える歴史を持ち、封筒製造販売を中心に、ダイレクトメールの発送代行、情報システム事業など多岐にわたる事業を展開しています。同社は、2030年に向けた長期ビジョン「IMURA VISION 2030」を策定し、新たな成長戦略を推進しています。このビジョンの下、同社は「変革とイノベーションにより新たな成長軌道を実現し、企業価値の更なる向上を図る」という基本方針を掲げています。
具体的には、生産改革による原価低減、メーリングサービス事業のバリューチェーン拡大、脱プラスチックに向けた紙化ソリューションの提供、既存事業とデジタルの融合、デジタルトランスフォーメーション(DX)の推進、企業理念の共有と企業風土改革、実力評価主義の徹底など、7つの重点領域に取り組んでいます。
これらの取り組みを通じて、同社は売上高、経常利益、自己資本利益率(ROE)、CO2排出量削減といった数値目標の達成を目指しています。2023年度の目標としては、売上高230億円、経常利益20億円、ROE8.0%、CO2排出量20%削減を掲げ、2030年度には売上高250億円以上、経常利益30億円以上、ROE10.0%以上、CO2排出量40%以上削減を目指しています。
イムラは、これらの戦略を実行することで、ポストコロナ時代の事業環境の変化に対応し、持続可能な成長を目指しています。同社の取り組みは、社会やお客様が求める価値を創造し、全てのステークホルダーに最高の付加価値を提供することを目的としています。