事業内容
昭和パックス株式会社とその子会社6社から成るグループは、多岐にわたる事業セグメントを展開しています。主要な事業内容には、重包装袋、フィルム製品、コンテナー、その他包装関連製品・商品の製造・販売が含まれます。また、不動産の賃貸業も手掛けています。
重包装袋セグメントでは、石油化学製品用袋、セメント・窯業用袋、化学薬品用袋、農産物用袋、肥料用袋、食品用袋などを提供しており、昭和パックスをはじめ、九州紙工株式会社、株式会社ネスコ、山陰製袋工業株式会社、タイ昭和パックス株式会社がこのセグメントに関与しています。
フィルム製品セグメントでは、熱収縮包装用フィルム、パレット包装用フィルム、農業用フィルム、二次加工用フィルムなどを製造・販売しており、昭和パックスを含む4社が関わっています。
コンテナーセグメントでは、フレキシブルコンテナー、バルクコンテナーなどを提供し、昭和パックスを含む5社がこのセグメントに貢献しています。
不動産賃貸セグメントでは、貸ビルや貸倉庫の提供を行っており、昭和パックスが直接この事業を担当しています。
その他の事業としては、包装用原材料、包装用機械、その他関連製品の販売、ビル管理業などがあり、昭和パックスを含む7社が関与しています。
これらの事業を通じて、昭和パックスグループは包装材料の製造から不動産まで、幅広い分野で事業を展開しています。
経営方針
昭和パックス株式会社は、顧客満足、利益確保、株主還元のバランスを重視し、社会貢献を目指しています。同社は、安心・安全な製品の提供を通じて物流社会基盤を支えることをミッションとし、持続可能な社会への貢献を目指しています。そのために、新しい企業理念を制定し、信頼の供給力、確かな品質、新しい提案力、環境対応力、誠実な経営をバリューとして掲げています。
中期経営計画「PAXXS Vision-2030」では、2022年度を初年度とし、2026年度までの1st STAGEと、2027年度から2030年度の2nd STAGEに分けて戦略を展開しています。1st STAGEでは、企業運営基盤の整備と意識改革を推進し、開発体制や生産設備、人材への投資を通じて持続的成長を目指します。2nd STAGEでは、製品・サービスの拡充と顧客満足度の向上、新たな価値創造に注力します。
昭和パックスは、重包装分野でのシェア拡大を目指し、AIや画像センサーを活用した品質管理システムの導入、営業体制の強化を進めています。また、フィルム分野では、産業用フィルムや農業用フィルムの機能開発、用途開発に力を入れています。これらの取り組みを通じて、顧客の新たなニーズに応え、持続可能な社会への貢献を目指しています。