事業内容
スーパーバッグは、紙袋やレジ袋の製造・販売を主軸に展開する企業グループで、子会社4社、関連会社1社、その他の関係会社1社を含む組織体を有しています。同社の事業セグメントは大きく分けて「紙製品事業」「化成品事業」「その他事業」の3つに区分されます。
紙製品事業では、原紙を北海道スーパーバッグ㈱(連結子会社)に提供し、製造された紙袋をスーパーバッグが購入して販売しています。また、上海世霸包装材料有限公司(連結子会社)を通じても紙袋等の製品を購入し、販売活動を行っています。
化成品事業においては、スーパーバッグが上海世霸包装材料有限公司にポリエチレン樹脂を提供し、協力工場で製造されたポリ袋等を購入し、国内で販売しています。
その他事業としては、スーパーバッグ・ベンダー・システム(S・V・S)を中心に、用度品や消耗資材の一括受注納品システムを展開しています。さらに、台湾超級包装材料股份有限公司、上海世霸商貿有限公司、NARAI SUPERBAG CO.,LTD.は、独自に製品の仕入れ及び販売を行っています。
これらの事業を通じて、スーパーバッグは包装材料の製造から販売まで、幅広いニーズに応える製品とサービスを提供しています。
経営方針
スーパーバッグは、紙袋やレジ袋の製造・販売を軸に事業を展開する企業グループです。同社は、株主重視の姿勢を保ちながら、製袋業界のパイオニアとして、顧客のニーズと変化に積極的に挑戦し、ステークホルダーへの責任を果たすことを経営理念としています。また、営業利益の拡大と営業利益率の改善を目指し、財務体質の強化と投資収益率の向上に注力しています。
中期経営計画「次世代パッケージ企業への転換」では、環境対応と成長基盤確立を目的とした事業構造改革を推進しています。2024年3月期を計画の最終年度とし、紙製品事業へのリソース集中、生産力と調達力の強化、新規事業の創出、財務基盤の構築、環境配慮型製品の拡販などに取り組んでいます。これらの施策は、環境に配慮した素材やプラスチック製包装資材の紙化提案などの販促活動を通じ、ESGやSDGsへの対応を含め、循環型経済社会の実現を目指しています。
スーパーバッグは、経営方針と中期経営計画に基づき、事業構造の転換、CO2削減や脱プラ環境対応、新規事業の創出、安定した財務基盤の構築、戦略的な新規投資、魅力的な職場環境の構築を基本方針としています。これらの取り組みを通じて、安定性と収益性を兼ね備えた事業基盤の確立を目指しており、変化する市場ニーズに応えるための新規事業の創出にも力を入れています。