事業内容
ノムラシステムコーポレーションは、ドイツに本社を置くSAP SE社の製品を中心に、ERPソリューション事業を展開しています。2002年からERPソリューション事業を本格的に開始し、企業の財務会計、販売、物流、購買、生産、人事などの基幹業務機能を統合するパッケージソフトウェアの導入と運用支援を提供しています。同社はSAPジャパン株式会社とのサービス・パートナー契約を結び、SAP認定コンサルタント資格の取得を推進することで、高い付加価値を持つサービスを提供しています。
また、同社はオリジナルソリューションテンプレートの開発にも力を入れており、人事ソリューションテンプレート「Jet-One」や資産除去債務ソリューションテンプレート「Zex-One」などを開発。これらはSAPジャパン株式会社のALL in-Oneソリューションの認定を受けています。
サービス内容としては、プライムベンダーであるパートナー企業に対するコンサルティングサービス(FIS)や、エンドユーザーと直接取引を行うプライムサービス、さらにはパートナー企業が自社ではなくノムラシステムコーポレーションによるコンサルティングサービスが適切であると判断した場合に提供する準プライムサービスなどがあります。これらのサービスを通じて、同社は顧客の経営課題解決に貢献しています。
ノムラシステムコーポレーションは単一の事業セグメント、ERPソリューション事業のみを展開しており、ERPの導入・保守サービスだけでなく、ライセンス販売も手掛けています。同社は技術、品質、効率の全てにおいて顧客満足を目指し、継続的にサービスの提供を行っています。
経営方針
ノムラシステムコーポレーションは、経営理念に「社会の進歩発展に貢献」を掲げ、顧客企業の経営課題解決と競争力向上を支援するサービスを提供しています。同社は、SAP SE社の製品を中心にERPソリューション事業を展開し、企業の基幹業務機能を統合するソフトウェアの導入と運用支援を行っています。
中長期的な経営戦略として、ノムラシステムコーポレーションは、最新のIT知識と技術を活用したコンサルティングサービスの提供に注力しています。これには、SAPジャパン株式会社の新製品開発の動向を注視し、従業員が最新のIT技術を積極的に習得するための環境整備が含まれます。また、コンサルティングサービスの領域を広げ、受注規模の拡大と受注数の増加を目指しています。クラウドやPMO(Project Management Office)などの新たなサービス提供を通じて、顧客企業の企業価値向上を図ることも戦略の一環です。
特に重要な課題として、人材の確保と育成、収益基盤の拡充、供給力向上のためのテンプレート開発に取り組んでいます。これらの課題に対応することで、ノムラシステムコーポレーションは、高品質なサービスの提供を維持し、企業価値の向上を目指しています。経営指標としては、収益性を示す経常利益率と安全性を示す自己資本比率を重視しており、これらを通じて最終的な目的である企業価値の向上を追求しています。