エディアは、そのグループ企業と共に、IP事業、出版事業、BtoB事業を展開する総合エンターテインメント企業です。エディアグループは、ゲーム、CD、マンガ、グッズ、オンラインくじなど、多岐にわたるサービスを提供しており、これらのコンテンツIPを活用したクロスメディア展開を国内外で行っています。具体的には、ゲームアプリケーションの企画から開発、運営、モバイル向け実用サービスコンテンツやアプリケーションの提供、ゲームやアニメ関連の音楽やドラマCDの制作、販売、配信、そしてアニメやゲーム関連グッズの制作、販売までを手がけています。

出版事業では、ライトノベルやコミックの制作、紙書籍の出版、電子書籍の販売に加え、スマートフォン向け縦読みマンガの提供も行っており、ポルカコミックス、コミックノヴァ、ラワーレコミックスなどのコミックブランドや、サーガフォレスト、オルギスノベル、ブレイブ文庫、一二三文庫などのノベルブランドを展開しています。

BtoB事業では、エディアグループが持つサービス提供実績やノウハウを活かし、企業向けソリューションサービスを提供しています。企画から開発、運営まで一気通貫で提供可能な体制を整え、エンターテインメント性の高いジャンルに特化した強みを持っています。2023年3月より、このBtoB事業はIP事業に統合されました。

エディアは、総合エンターテインメント企業として、『SMART MEDIA COMPANY』を企業コンセプトに掲げ、モバイルインターネットサービスを中心に、多岐にわたるエンターテインメントサービスの提供を目指しています。同社は、IPの創出・取得を加速し、これらを活用したクロスメディア展開を通じて収益力の向上を図る戦略を推進しています。具体的には、ゲーム、ライトノベル、コミック、オリジナルドラマCDなどのコンテンツ制作に加え、業務提携やM&Aを通じた新たなIPの創出・取得に注力。さらに、既存・レトロゲームのライセンスアウトや、ゲーム及びアニメ関連グッズの商品数拡大、サービスラインアップの拡大、海外市場展開の加速を進めています。

電子コミック事業の拡大も同社の重要な成長戦略の一つです。創出・取得したIPを電子コミックからアニメ化、ゲーム化へとクロスメディア展開し、国内外市場への展開を図ることで、収益の一層の拡大を目指しています。また、縦読み漫画をはじめとする海外コミックのローカライズも進め、電子書籍のジャンル、作品数及び配信先の拡大に努めています。

エディアは、事業の収益性・生産性を重視し、「売上高営業利益率」を重要な経営指標と位置付けています。また、事業規模の拡大にも注力し、「売上高」及び「営業利益」も重要な経営指標としています。これらの戦略を通じて、同社は総合エンターテインメント企業としての更なる飛躍を目指しています。