事業内容
同社は、独立系の情報サービス企業として、ソフトウェア開発事業とシステム販売事業を展開しています。ソフトウェア開発事業では、ビジネスソリューション事業とエンベデッドソリューション事業、自社商品事業の3つのセグメントに分かれています。
ビジネスソリューション事業では、業務システム開発と運用サポートを行っています。業務システム開発では、金融、医薬、通信、流通、運輸、製造、公共など多岐にわたる分野でのシステム開発を手がけています。運用サポート事業では、顧客の業務システムの運用を支援し、安定した収益を見込んでいます。
エンベデッドソリューション事業では、組込みシステム開発と検証を行っています。特に車載機器やモバイル機器、情報家電機器のソフトウェア開発に注力し、今後成長が期待される自動車関連のCASE(Connected、Autonomous、Shared&Services、Electric)に注力しています。組込みシステム検証事業では、品質や性能の検証を行い、製品の改善提案を行っています。
自社商品事業では、サイバーセキュリティ商品と業務効率化商品を提供しています。サイバーセキュリティ商品には「WebARGUS」や「APMG」があり、業務効率化商品には「xoBlos」があります。また、子会社の株式会社ジャングルがクラウドマイグレーションツール「Data Migration Box」やデータ消去ソフト「DiskDeleter」などを販売しています。
システム販売事業では、同社と子会社のDITマーケティングサービス株式会社が中小企業向け経営支援基幹システム「楽一」を販売しています。これにより、中小企業の経営を支援し、システムの普及を図っています。
経営方針
undefinedは、独立系の情報サービス企業として、変化の激しい経営環境に対応しながら成長を目指しています。中期経営計画では、「付加価値の追求と変化対応への取り組みから、経営の安定成長を目指す」との方針を掲げています。この計画のもと、同社は5つの基本的な事業戦略を推進しています。これには、既存事業の改革による事業基盤の強化、協業による事業拡大、サービス視点での事業拡大、人材調達・育成が含まれます。
また、組織戦略として「分散と集中」を掲げ、カンパニー制による部分最適と本部制による全体最適を推進しています。これにより、変化に対応しつつ、専門特化と経営者育成を図っています。具体的なビジネス展開としては、「事業基盤の安定化」と「成長要素の強化」の2軸に注力しています。成長分野への経営資源の傾斜配分や、安定収益基盤の拡充を図る一方で、セキュリティ商品の拡販や新たな自社商品の開発投資を進めています。
undefinedは、経営の安定化と成長性を目指し、収益力の強化や人材の確保・育成、価格競争への対応、内部管理体制の強化、プロジェクトマネジメントの強化に取り組んでいます。特に、技術者数に依存しない高収益モデルの確立や、地方拠点を活用した「高度ニアショア開発」による低価格競争への対応を進めています。これにより、顧客満足度を高め、景気動向に影響されない収益基盤の確立を目指しています。