事業内容
JIG-SAWは、インターネットサービスやIoTデバイスの安定稼働を目指し、独自のコア技術を活用した自動検知&自動制御(A&A)サービスを提供しています。同社の事業は主に「システムマネジメント」と「IoT向け各種サービス」に分けられます。システムマネジメントでは、ロボット型自動運用プラットフォーム「puzzle」を用いた物理サーバやクラウドサーバ、IoTデバイスのマネジメントを行い、運用コストの削減や業務負荷の軽減に貢献しています。また、クラウドセキュリティサービス「Safing」やクラウド包括支援サービス「JIG-SAW PRIME」を通じて、クラウド環境の安全性向上と運用支援を行っています。
IoT向けサービスでは、IoTエンジン「NEQTO」を中心に、組み込みマイクロプロセッサ向けエンジンの提供やマシンの安全管理サービスを提供しています。これにより、エッジからクラウド間のIoTデータストリームの自動課金や、多彩な課金モデルの実現を可能にしています。
さらに、同社は再生医療分野や自動運転・自動操縦分野への技術応用を進めており、これらの分野でのイノベーションにも貢献しています。例えば、失明した方の視覚を回復するための視覚再生プロジェクトや、自動運転・自動操縦ソフトウェアの開発などが挙げられます。
JIG-SAWは、これらの事業を通じて、インターネット・IoTの根元で中核を担う企業として、グローバルな事業展開を進めています。
特集記事
経営方針
JIG-SAWは、IoT時代の幕開けに伴い、あらゆる機器や生物までもがインターネットネットワークに繋がる世界を見据え、極小ソフトウエア(アルゴリズム)の開発と、それによって得られる膨大なデータの監視・運用・制御の独自技術を核とした成長戦略を推進しています。同社は、これらの技術を活用し、世界中で新たに立ち上がる革新的なテクノロジーやサービスを支え、未来を導く一員となることを目指しています。
経営目標として、安定的な事業拡大を通じて企業価値、特に時価総額を継続的に高めることを掲げており、売上高、営業利益、営業利益率、営業キャッシュ・フローの継続的向上に努めています。中長期的な経営戦略としては、IoE(Internet of Everything)とIoA(Internet of Abilities)を見据えた事業基盤の強化を重視しており、ソフトウエア技術、ハードウエア技術、自動運転・操縦技術、データ制御技術の4つのコア技術を軸に、業種や規模にとらわれない双方向データ制御のIoTサービス実現を目指しています。
また、JIG-SAWは、研究開発、販売促進費、人件費、グローバル展開のための先行投資を継続し、IoTデバイス管理アルゴリズム「NEQTO」をファブレスOEMモデルで展開することにより、グローバル企業との統合ソリューションを加速させ、世界中のエコシステムを支えるビジネスへと昇華させる方針です。さらに、システムマネジメントサービスのグローバル化、クラウドセキュリティSaaSサービスの展開、自動運転ソフトウエアライセンスの商用化を進めています。
中長期的な成長に向けた先行投資として、全産業向けに提供可能なサービスの強化、IoT市場における強固な事業利益創出と財務基盤の維持、高い事業成長の実現を目指しています。グローバルマーケットでのビジネス展開も重視し、日本だけでなく欧米・アジア等のグローバル市場をターゲットに、システムマネジメントを軸としたサービス提供を強化していく予定です。