コラボス【3908】 グロース(内国株式)

コールセンターシステム「@nyplace」や「COLLABOS PHONE」、顧客情報管理システム「COLLABOS CRM」、マーケティングシステム「GROWCE」等、企業のコミュニケーション効率化を支援するクラウドサービス提供。

コラボス【3908】 グロース(内国株式)

コールセンターシステム「@nyplace」や「COLLABOS PHONE」、顧客情報管理システム「COLLABOS CRM」、マーケティングシステム「GROWCE」等、企業のコミュニケーション効率化を支援するクラウドサービス提供。

事業内容

コラボスは、コールセンター運営やマーケティング活動を行う企業向けに、通信技術を活用した多様なクラウドサービスを提供しています。同社のサービスラインナップには、IP電話交換機システムや顧客情報管理システム(CRM)、さらにはAIを用いたデータ分析ツールなどが含まれており、これらを通じて企業のコミュニケーション効率化やマーケティング活動の最適化を支援しています。

具体的には、「@nyplace」というAvaya社製のIP電話交換機を用いたコールセンターシステムや、自社開発の「COLLABOS PHONE」などがあり、これらは小規模から大規模なコールセンターまで幅広く対応可能です。また、顧客情報管理に特化した「COLLABOS CRM」や、テレセールス向けの「COLLABOS CRM Outbound Edition」、統合CRMマーケティングシステム「GROWCE」など、顧客対応の質と効率を高めるためのシステムも提供しています。

さらに、通話録音システム「Packet Folder」や、リアルタイム音声認識システム「AmiVoice Communication Suite provided by コラボス」など、通話内容の分析や管理を効率化するサービスも展開。これらのサービスは、コールセンターの運用コスト削減や顧客満足度の向上に貢献します。

コラボスは、これらのクラウドサービスを月額料金制で提供し、企業が大規模な設備投資や専門エンジニアの確保なしに、必要な時に必要な分だけサービスを利用できる柔軟性を実現しています。また、導入から運用、バージョンアップに至るまでのサポートも同社が担うことで、企業の生産性向上や業務効率改善に貢献しています。

経営方針

コラボスは、コールセンター市場における人材不足の深刻化と、顧客との接点における自動化・AI化の加速を背景に、2024年3月期から2026年3月期までの中期経営計画を策定し、公表しています。同社は、コールセンターを軸に企業と顧客・消費者の接点を最新技術を用いたクラウドサービスで快適かつ便利にすることを目指しており、人々の生活を豊かにすることで社会に貢献することを経営方針としています。

成長戦略として、同社は「@nyplace」の安定成長と独自サービスの飛躍成長の二つの軸を掲げています。「@nyplace」に関しては、交換機のバージョンアップと体制の最適化を通じて、サービスの着実な成長を目指します。一方で、新サービスの開発と既存マーケットへの対応、新市場の開拓を進めることで、独自サービスの成長を図ります。

中期経営計画における主要定量目標として、2024年3月期には売上高24億円、2025年3月期には27億円、2026年3月期には31億円を目指しています。これらの目標達成に向けて、コラボスは販売力強化、事業領域の拡大、開発力の強化、システム安定性の強化、組織体制整備及び人材育成、内部管理体制の強化という六つの重要課題に取り組む方針です。

同社は、クラウドサービス事業における競合他社との差別化を図るため、クライアントニーズを捉えたサービス提供、可用性の高いシステムの構築、信頼を得られる組織の構築を重要視しています。これらの取り組みを通じて、中期経営計画の実現とさらなる事業推進を目指しています。