事業内容
シャノンは、マーケティングの再現性を高めることをミッションに掲げ、日本を代表するマーケティングクラウドを目指しています。同社グループは、シャノン本体と連結子会社である想能信息科技(上海)有限公司、株式会社ジクウ、後藤ブランド株式会社の4社で構成されています。主な事業内容として、統合型マーケティング支援サービス「SHANON MARKETING PLATFORM」の開発・販売、DSP広告配信サービス「SHANON Ad Cloud」、コンテンツマネジメントシステム「SHANON vibit CMS cloud」の提供を行っています。また、想能信息科技(上海)有限公司では「SHANON MARKETING PLATFORM」の開発の一部を、株式会社ジクウではメタバースイベントプラットフォーム「ZIKU」の開発・販売を、後藤ブランド株式会社ではWEB広告事業のサービス提供を行っています。
シャノンは、マーケティングオートメーションの重要性に着目し、2011年2月に「SHANON MARKETING PLATFORM」をリリースして以来、国内マーケティングオートメーション市場の創出に努めてきました。このプラットフォームは、顧客ごとに最適な情報を最適なタイミングで提供するニーズに応えるため、企業内に蓄積・散在している大量のデータやデジタルマーケティング活動を通じて取得したデータを効率的に活用することができます。
シャノンの事業セグメントは、サブスクリプション事業、イベントクラウド事業、メタバース事業、広告事業の4つに大別されます。サブスクリプション事業では、BtoB企業に対して「SHANON MARKETING PLATFORM」のクラウド提供を中心に、マーケティング業務の効率化・自動化支援やマーケティング戦略の立案・支援などのコンサルティングサービスを提供しています。イベントクラウド事業では、大規模なイベントや展示会、プライベートショーにおいて、申込受付管理や来場者認証、アフターフォローのメール運用などをワンストップで実現するクラウドサービスを提供しています。メタバース事業では、メタバースイベントプラットフォーム「ZIKU」を通じて、採用イベントやマッチングイベント、社内イベントなどの開催・運営支援を行っています。広告事業では、「SHANON Ad Cloud」の提供やWEBマーケティングに関するコンサルティングや広告運用代行サービスを提供しています。
経営方針
シャノンは、マーケティングの再現性を高めることをミッションに掲げ、「日本を代表するマーケティングクラウド」を目指しています。同社は、顧客の立場に立ち、個人と会社の成長、チームファースト、創造思考、サイエンスの5つのバリューを行動指針としています。これらを基に、社会に早く付加価値を提供し、次世代に誇れる豊かな世界の実現を目指しています。
経営指標としては、売上高の継続的な拡大、特にサブスクリプション売上の拡大と営業利益率の向上を目標に掲げています。インターネット市場の拡大とクラウドサービス利用の増加、個人情報保護法の全面施行などの経営環境の変化に対応しながら、人材の確保・教育、製品開発投資、同社グループ及びサービスの認知度向上、既存事業の収益拡大など、複数の課題に取り組んでいます。
具体的には、人材育成と組織活性化を目的とした新卒採用や中途採用を積極的に行い、人材育成・開発に注力しています。また、主力製品「SHANON MARKETING PLATFORM」の高機能化や新機能追加など、製品開発投資を推進し、競争優位性の高めています。さらに、自社ブランドの確立と認知度向上のためのデジタルマーケティングやイベントマーケティングを継続し、サブスクリプション収入の増加や顧客満足度の向上を図っています。これらの取り組みを通じて、サブスクリプション事業の生産効率及び利益率の向上に努めています。