時速250km
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医療 x インターネットの領域で成長を続けるエムスリーが1月29日、2020年4〜12月期決算を発表した。
- 売上収益は前年比28.5%増の1,238億円
- 営業利益は同じく57.7%増の424.7億円
- 株式売却などを除く事業面に限定すれば営業利益72%増
- 通期予想はコロナ禍による影響のため非開示
主力のメディカルプラットフォーム事業の売上は、前年比50%増収の556億円。利益は同じく95%増の275億円となった。株式売却などの影響を除くと108%増。
エビデンスソリューション、キャリアソリューションの両事業はCOVID-19による一時的に需要が減少。エマージング事業群ではLINEヘルスケアへの投資が拡大している。
製薬マーケティング事業への影響について、COVID-19以前は「時速100km」、感染拡大期は「時速250km」、収束後は「時速120km」と独特な表現のスライドを掲載。
MR活動では訪問自粛の要請やリモート面談などが進み、製薬業界のデジタルシフトが急速に進んでいる。医師と製薬企業のコンタクト数は「インターネットのみ」が70%(2020年)に。2019年は22%に過ぎなかった。