コインチェック、好調
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マネックスグループが1月29日に発表した2020年4〜12月期決算で、2018年に36億円で取得したコインチェックの好調が明らかになった。
- マネックスグループの営業収益は前年比22.5%増の472.7億円
- 営業利益は同じく192%増の89.4億円
- 通期の業績予想は未定
クリプトアセット事業のトレーディング損益が前年比163%増の62.1億円に急増。営業収益は65.9億円(前年比158%増)に拡大し、セグメント利益は32.5億円にのぼった。
4月時点では60万円台だったビットコイン価格は2020年12月までに200万円を突破。期末時点では300万円近くまで上昇した。現在は350万円前後で推移している。
固定費抑制により、コインチェックは相場低迷時でも利益を確保できる体制を整えた。足元の需要増により、営業利益率は約66%にまで拡大した。
コインチェックでは、バーチャル株主総会サービス「Sharely」も展開。グループ各社での営業協力により、約500社との商談が実現、ニーズや知見を蓄積した。
株式市況が活発だったことにより、マネックスグループ全セグメントが好調。利益(3Q累計)はクリプトアセット事業が40%、日本が38%、米国が22%という構成になっている。