東北でのドミナント拡大
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東北6県でドラッグストアなどを展開する「薬王堂ホールディングス」が9~11月決算を発表した。
- 売上高は前年比7.3%増の268億円
- 営業利益は41.8%増の13億円
- ライフスタイル変化で「ヘルス」「ホーム」両部門が2ケタ増収
東北地方においてもドラッグストアの業績は堅調に推移している。大都市圏に比べ感染拡大は比較的緩やかだったが、消費トレンドは他の地域と似ている。
マスク等の衛生用品を含む「ヘルス」部門の売上は前年比11.6%増の57.2億円、洗剤やエコバッグ、ペット関連商品等の「ホーム」部門売上が前年比10.5%増の75.3億円に伸長した。
「フード」部門は、加工食品や日配品等が伸張。酒類ではビール類、酎ハイ等が好調だった。 フード全体は前年比6.9%増の112.4億円で、売上の4割以上を占める。
薬王堂HDは東北地方における小商圏のドミナント出店を続け、今年度は特に秋田や福島での出店を拡大中。
12月末時点の総店舗数は319店舗で、これまで手薄だった福島県の店舗数が11店舗(期首比+6店舗)に増加した。 2021年2月期の出店計画(322店舗)の達成に向けて順調に推移している。