黒字化への道筋を進む
Shutterstock
アフリカのEC企業「Jumia」が昨晩発表した7〜9月期決算は、最終損益が3,239万ユーロの赤字だった。前年比では35%の改善である。
- 売上は18%減の3,367万ユーロ
- 粗利益は22%増の2,320万ユーロとなった
- 流通総額(GMV)は28%減の1億8,730万ユーロ
- アクティブ顧客数は前年比フラットの550万人
日用品シフトを進める
Jumiaは現在、黒字化に向けた経営改善を優先している。広告&セールス費用は620万ユーロで、2017年以来最も低い数値となった。
- 携帯電話や家電ではなく、毎日使う日用品カテゴリーの販売へシフト
- 顧客生涯価値(LTV)の増大による収益性向上を目指す
- 携帯電話&家電のGMV構成比は前年の56%から43%に減少
決済サービスの『Jumia Pay』は決済総額が前年比50%増の4,800万ユーロとなった。プラットフォーム上の構成比は倍増し、25.6%に。
株価は乱高下が続く。3月から8月まで一時8倍以上高騰したが、その後は半分以下になり、それからまた倍増した。昨晩は1日で19%もの下落となった。