2020年12月31日 08:00
Pelotonが大口顧客の後払いサービス
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後払い決済を提供するAffirm Holdingsの新規上場申請書類が11月18日に開示された。

Affirmは、2012年にPayPalの共同創業者のマックス・レブチン氏によって創業された。競合には欧州の『Klarna』やオーストラリア発の『Afterpay』などがいる。

Affirmでは様々なジャンルの人気商品が、APR(実質金利)ゼロパーセントの分割払いで販売されている。分割払いの手数料は事業者から徴収する。

Affirm

7〜9月期の業績は以下のとおりだ。

  • 売上高は1.7億ドル(前年比98%増)
  • 営業損益は0.5億ドル
  • 流通総額(GMV)は14.8億ドル(前年比71%増)

トップ10の事業者が売上に占める割合は37%で、さらにPelotonからの売上は30%にのぼる。短期的にはPelotonの売上が業績を左右することになりそうだ。

なお、IPOはもともと12月の予定だったものの、同じく12月に上場予定だったRobloxと共に2021年まで上場延期としている。

【過去記事】AffirmがNASDAQ上場へ:金利ゼロ%で販促するビジネスモデルが面白い