依然として成約の遅れ目立つ
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M&A仲介のストライクが9〜11月期決算を発表した。
- 売上高は前年比19.2%減の12.0億円
- 営業利益は同じく49.7%減の3.1億円
- M&Aの成約組数は25組(前年同期は24組)
成約組数が前年比でほぼ横ばい、1組あたりの売上が1億円以上の大型案件の成約が2組にとどまり(前年同期は4組)減収となった。
ただし、M&A取引実行が12月以降のために、今四半期の売上に計上されていない案件が3組ある(売上見込は6.4億円)。うち2件は12月に売上計上される。
営業活動はコロナ禍前に近い水準で行っているものの、条件交渉の長期化等による案件の成約遅延が一部続いている。融資先手続き待ちや、税務調査待ちなど外部要因による遅延も目立った。
採用については今後も積極的に行っていく方針。12月以降に入社予定のコンサルタントが20名程度いる。
2021年9月期の業績予想に変更はなく、売上高83.7億円、営業利益30.8億円を見込む。なお、今期は決算期変更のため、変則的に13ヶ月となっている。