クスリのアオキ、特需落ち着く
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北信越地方を中心にドラッグストアを展開するクスリのアオキホールディングスが9~11月決算を発表した。
- 売上高は前年比1.6%減の730億円
- 営業利益は14.4%増の37億円
- 家庭用品など「ライフ」商品売上は3.7%減の453億円
コロナ禍を受けて家庭用品や食品を含むライフ商品が好調に推移していたが、9~11月は前年比マイナスに転じた。
8月以降の既存店売上は85%~95%前後で推移しており、巣ごもり特需は落ち着いた様子だ。
商品セグメントの中で唯一の増収となったのが「調剤」。クスリのアオキは調剤薬局併設の店舗を拡大しており、11月20日時点で店舗総数655店舗のうち併設店舗が338店舗で半数を超えた。
10月には京都の食品スーパー「フクヤ」を子会社化することも発表した。
クスリのアオキは利便性と専門性の強化をコンセプトとしており、食品の販売にも注力している。買収によって京都北部地区のドミナンスを強化し、フクヤの店舗はお互いの強みを活かした形態への改装を予定する。