紅麹問題に揺れる「小林製薬」そもそもどんな会社?
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小林製薬が、企業としての信頼を問われる事態に直面している。
周知の通り、火種は「紅麹問題」。同社の「紅麹」の成分を含むサプリメントを摂取した人が腎臓の病気などを発症した。長く消費者に親しまれてきた大手企業による健康被害であり、決して許容されることではない。
小林製薬は「あったらいいなをカタチにする」というブランドスローガンで知られる。テレビCMで「あっ」という音だけで同社のことを連想する方も多いだろう。株式市場での評価は依然として高く、時価総額4,200億円以上。株価収益率は30倍に迫る。
問題は他の商品にも広がりを見せている。日本歯科医師会が同社製品への推薦を取り消し、「糸ようじ」などの販売を休止。「日本歯科医師会推薦」と書かれたパッケージの変更が必要になったためだ。
今回の記事では、渦中の小林製薬とは一体どんな会社なのかについて、改めて紹介する。同社は今後も企業として高い収益力を維持することができるのだろうか?