海外事業で打撃残る
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中国の雑貨チェーン「MINISO(メイソウ)」は18日、7〜9月期決算の発表を行った。
- 売上高は前年比31%減の20.7億元(≒328億円)
- 営業損失は214万元(≒3,387万円)
- 純損失は16.8億元(≒265億円)
MINISOはコロナで売上高が半分近く減少する中、ニューヨーク証券取引所への新規上場を決行した。現在の時価総額は72.7億ドル。
四半期ベースで見ると売上高は大きく復調している。このところ横ばいだった店舗数も改めて加速。この四半期に108店舗を純増した。
新規出店を進めた店舗の大半は中国圏内で、海外向けは8店舗の純増にとどまる。今後は中国の一級・二級都市へのシェアを強化しつつ、より低級な地域への出店も広げるという。
海外向けは欧米圏での打撃が強く残り、売上にして前年比70.5%減の3.5億元(≒55億円)に落ち込んだ。これが全体でも減収要因のほとんどを占める。
2Qの売上について、MINISOは22〜24億元という予想を開示した。今後も海外向け販売で緩やかな回復が続くという見通しである。