コーラ戦争の傍ら世界有数の食品メーカーにもなった「ペプシコ」の今昔
開示資料より作成
世界有数の飲料・食品メーカー、ペプシコが10月10日、2023年6〜8月期決算を発表。売上高は前年比6.7%増の235億ドル、純利益も14%増の30.9億ドルとなった。
ペプシコは成熟した企業だ。代表製品である「ペプシコーラ」は125年の歴史を有する。会社全体の売上高は2011年から横ばいの状況が続いていたが、ここ数年は拡大基調へと転じている。
傘下に食品メーカーも有するペプシコは、売上規模ではコカコーラの二倍近い。収益力では資本効率を徹底的に追求するコカコーラに劣り、時価総額では今なお後塵を拝する。
そんな同社が注力するのが「pep+(PepsiCo Positive)」。農業やバリューチェーンへの環境負荷低減などを推進し、カーボンニュートラルを2040年までに達成する目標などを掲げている。