アメックス最新決算!増収増益も株価は下落、会費&金利収入拡大で成長見通しは維持
開示資料より作成
アメリカン・エキスプレスが7月21日、2023年4〜6月期決算を発表。売上高は151億ドル(前年比12%増)で過去最高を更新、最終利益も21.7億ドル(同11%増)と増収増益だった。
ところが、決算発表後の株価は一時6%もの下落。利益水準は市場予想を上回ったものの、売上高が期待を下回ったことなどが嫌気された。
経営陣は通期での業績予想を堅持することを表明。売上高は前年比15〜17%増、一株あたり利益は11〜11.4ドルを計画している。予想PERは約15倍。長期に向けた成長施策に注力することも強調した。
今回の記事では、アメリカン・エキスプレス(以下、アメックス)の業績概況についてまとめる。さらにその中で、数値に表れる消費動向の変化についても紐解く。