タイムズカー会員、続伸
Shutterstock
パーク24が2020年10月期 通期決算を発表した。
- 売上高は前年比15.3%減の2,689億円
- 営業損失は147億円
- 4Q(8〜10月)売上は685億円と、3Q(5〜7月)の548億円からやや復調
7〜8月は新規感染者数が全国的に急増、各自治体が警戒レベルを引き上げた。9〜10月は新規感染者数の大きな増減がなく、交通量は安定して回復。駐車場の稼働も緩やかに回復した。
パーク24では、不採算物件への対応、管理・メンテナンスの見直しや人件費の抑制など、可能な限りのコスト抑制を行った。一方で、収益化が可能な物件に絞って新規開発も進めている。
希望のモビリティ事業
レンタカーサービスはインバウンドや国内観光の需要低下により需要が急減している。5月を底に回復基調にはあるが、保有車両台数を1万台削減するなど、抜本的な対応を図る。
カーシェアサービスは日常生活で手軽に利用でき、密を回避できる移動手段として需要が高まっている。会員数は右肩上がりに増え、7月以降の利用料における売上高前月比は100%を超えている。
来期の売上予想は2,820億円(4.9%増)、営業利益は135億円を見込む。現在の時価総額は2,645億円である。