ビヨンドミート
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植物性代替肉メーカーのビヨンドミートが先ほど発表した7〜9月期決算は、最終損益が1,929万ドルの赤字だった。コロナ禍で厳しい事業展開が続く。
- 売上は前年比2.7%増の9,444万ドル、営業損失は1,846万ドル
- 小売販売は前年比39%増の7,003万ドルに拡大
- 飲食店向けが41%減の2,440万ドルに落ち込んだ
市場からの評価は一転へ?
- 特に打撃を受けたのは海外。前四半期からやや回復したとはいえ、売上1,605万ドル
- 米国フードサービス向けは回復に転じたが、代わりに小売が前四半期から3割減
- 株価は時間外25%もの急落
前回決算はコロナ禍にあって好決算だっただけに、今回の打撃は大きい。巣篭もり需要がひと段落した中で、飲食店向け需要の回復は遅い。
CEOのイーサン・ブラウンは足元の苦境について認めながらも「我々は長期的な成長に焦点を合わせる」と強調。今の事業環境に対応して投資を削減することはしないと宣言した。
高成長が維持できなければ、100億ドルを超えていた時価総額の正当性は薄れる。ウォール街からの評価がどう変わっていくのか、引き続き注視したい。