構造転換も主要指標は堅調
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リノベ物件のマーケットプレイス「カウカモ」を展開するツクルバが8〜10月期決算を発表した。
- 売上高は前年比18.1%減の3.7億円(前Q比55%増)
- 営業損失は4,500万円
- プラットフォームGMVが64.4億円、前Q比59%増と大きく底を打った
ツクルバは、コロナ禍で構造転換を推し進めてきた。
それまで自社エージェントで取引のマッチングまでを扱っていたのが、パートナーエージェントモデルへの転換を進めることでリスクを低減、今後の拡張性も同時に担保する。
彼らにフィーを渡すので売上高は減収となっているが、GMVは過去最大。外部環境を考えれば、むしろ力強い数値と言っていい。
何より重要なのは、カウカモを利用する会員MAUが伸び続けていることだ。足元では前年比50%増の5.4万人。拡大したユーザー基盤を今後どれだけ収益化できるかに注目したい。