中期計画を上方修正
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『業務スーパー』を展開する神戸物産が2020年10月期(通期)決算を発表した。
- 売上高は前年比13.8%増の3,409億円
- 営業利益は同じく24.0%増の238.5億円
- 店舗数は34純増、879店舗に
2020年は神戸物産にとって、追い風の一年だった。コロナ禍が本格化した3月から5月にかけて既存店仕入れ高は高騰、前年比130%前後に急増した。
特需がひと段落した後も、前年比10%弱の拡大と安定した推移だ。外食事業を主体としていたクックイノベンチャー事業を連結から除外するなど、構造転換も進める。
今季の業績好調を受けて、中期経営計画の一部修正も発表した。2022年10月期の目標として、売上高3,580.5億円、営業利益260億円という目標値を掲げる。営業利益目標は修正前と比べ30億円の積み増しである。
神戸物産の株価はここ数年上昇が続いてきた。足元では時価総額9,521億円と、1兆円に迫る。来期の業績目標は売上3,410億円(横ばい)、営業利益248億円(4%増)と控えめだ。