有料会員数、下げ止まり?
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クックパッドが11月6日に発表した1〜9月期決算は、売上高が前年比6.8%減の81億円、営業利益は82%減の1.4億円となった。
- 四半期の売上高は4〜6月期からやや改善
- 有料会員による売上も持ち直し、有料会員数は202.3万人に回復
- 広告売上については低迷が続く
- 7〜9月の営業利益は1.37億円の赤字
2017年から10年は「投資フェーズ」
現在のクックパッドは「世界中で使われるサービス」「(便利なだけでなく)楽しみになるサービス」「(レシピでなく)料理の会社に」と大きく三つの方針を掲げる。
あくまで「長期目線」での経営を標榜し、将来のコミットメントを行わない方針。
- 9か月の販管費76.8億円のうち、46%が人件費
- 同じく64%が日本、27%が海外、9%がCookpad TVに関する費用
- 手持ちの現預金は224億円と潤沢
ある時から情報開示が詩的になったクックパッド。代表的なのは、定款に入れられた「世界中のすべての家庭において、 毎日の料理が楽しみになった時、当会社は解散する」という一文である。(解散しなくても良いのでは?)
会社の基盤であるレシピ会員売上は底堅い。微減傾向となっていた有料会員数は下げ止まったように見えるが、単にコロナで自炊需要が拡大したからという可能性もある。