興奮気味のマーク・ベニオフ
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昨日早朝に発表されたセールスフォースの決算報告は独特だった。創業者であり、CEOのマーク・ベニオフがとにかく嬉しそうなのだ。
決算カンファレンスコールで、ベニオフ氏は(一人語りの最中)何度も「ワオ」と繰り返した。おそらく、理由として大きいのはSlackの買収だろう。
セールスフォースは2009年に「Chatter」という社内SNSを開始(参考)。TwitterやFacebookを意識したようなインターフェースで、2011年にはセールスフォース以外のユーザーでも利用できるよう公開された。
しかし、その後のChatterが成功したとは言えない。マイクロソフトがLinkedInを買収したとき、その裏で競り負けたのがセールスフォースだ。
マーク・ベニオフにとって、ビジネス用SNSはコラボレーションを最大化するための銀の弾丸のようなものなのかもしれない。
そんな中、圧倒的なエンゲージメントで「イケてる」企業からの人気を集めるのがSlackである。足元の成長が鈍化しているとはいえ、その魅力は使っている人なら誰でも分かるはずだ。
昨日の記事では、セールスフォースとSlackの足元の業績についてまとめた。関心ある方は是非チェックしていただきたい。