顧客数・単価伸ばし営業利益2.6倍
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SHIFTが1月14日、2021年9月〜11月期決算を発表。売上高は前年比51%増の142億円、営業利益は2.6倍の19.5億円だった。新規顧客獲得数が四半期ベースで過去最高を更新。M&Aによる押し上げ効果もあり、2022年8月期通期の営業利益予想は前期比58%増の63億円と、6億円上方修正した。
SHIFTはソフトウエアの検査サービスを手がける。2021年9月〜11月期の連結の月間取引顧客数は1,238社と2020年比8割増。売上高が4億円以上の大口顧客の比率が高まり、顧客月額売上は401.5万円と12%増えた。
会社の知名度向上でエンジニアの求職者が増加。グループの人員は6,650人と前年同期比31%増えた。組織の規模拡大で大型受注を獲得するという好循環につなげている。
SHIFTは2021年7月にゲーム開発のDICOを子会社化するなど積極的にM&Aを実施。人事や営業などでSHIFTの強みを提供し、既存グループ会社の売上高・利益率ともに改善させた。
連結売上高1,000億円の達成目標は2025年度から2023~2024年度に前倒しする。ソフト検査からDX全体にビジネス領域を拡大。2028年に約8,290億ドルとされるメタバース市場を狙ったテストサービスも開始する。