LyftのCFO、OpenSeaのCFOに
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米配車サービス「Lyft」で長くCFOを務めてきたブライアン・ロバートが、同社を去ることを認めた。次に選んだのはNFTマーケットプレイス「OpenSea」。そこで再びCFO職を務める。
重要な理由: 2021年に大きな注目を集めたNFT領域でOpenSeaは絶大な存在感を有する。上場企業のCFOがその会社に転じるということは、テクノロジー業界の中でも示唆的な出来事だ。
ロバート氏はハーバード大MBA出身。ウォルマートのEコマース部門幹部などを経て、2014年にLyftに入社、長くCFOを務めた。同社は2021年4〜6月期にEBITDA黒字化を実現するなど、最大の危機は脱している。
つい先日、Lyftはロバート氏がCFOを退任、新たなCFOとしてエレイン・ポール氏を迎え入れることを発表した。ポール氏はAmazonの映画制作部門「Amazon Studios」でCFOを務めていた。
NFTマーケットプレイス「OpenSea」は2017年設立。ユーザー数は60万人超だが扱うNFTは8,000万件を超え、今年の取引額は100億ドルを超える。熱狂のど真ん中にある企業だ。
ロバート氏はOpenSeaについて「1995年頃のeBayを思わせる」と評する。背景にあるのは「web3」と呼ばれる新しいインターネットの潮流だ。その判断が実を結ぶかどうかは、時が経てば分かるところとなるだろう。