次なるプラットフォームに?
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2020年、リモートワークの拡大で大きく地位を高めたのが動画会議ツールのZoomだ。そのZoomが、新たにプラットフォーム化に向けた動きを見せる。
10月に発表したのが、サードパーティとの協業アプリを作れる『Zapps』である。その後『Zoom Apps』に改名された。
米VCのジョシュ・コンスティンは「多くのスタートアップの創業のきっかけにもなるし、ぶち壊すものにもなる」とツイート。
現在、連携するのはタスク管理ツールのAsanaやTrello、Slackなど。各サービスから簡単にZoomにアクセスできるほか、Zoom上で各アプリを利用できるようになる。
もう一つ興味深いのが『OnZoom』である。
これは、オンラインイベントをZoom上で開催できるというもの。有料チケットを販売することもでき、同一の機能を提供してきたスタートアップにとっては驚異である。
Zoomにとって重要なのは、こうした動きによって社会にくさびを打ち込むことだ。連携するサービスが増えるほど、Zoomの地位は強固なものになる。
次なるスタートアップにとってはチャンスかもしれない。新たなプラットフォームが確立するとき、そこに新たな事業機会が生まれる。