2020年11月20日 07:04
次なるプラットフォームに?
Shutterstock

2020年、リモートワークの拡大で大きく地位を高めたのが動画会議ツールのZoomだ。そのZoomが、新たにプラットフォーム化に向けた動きを見せる。

10月に発表したのが、サードパーティとの協業アプリを作れる『Zapps』である。その後『Zoom Apps』に改名された。

米VCのジョシュ・コンスティンは「多くのスタートアップの創業のきっかけにもなるし、ぶち壊すものにもなる」とツイート

現在、連携するのはタスク管理ツールのAsanaTrelloSlackなど。各サービスから簡単にZoomにアクセスできるほか、Zoom上で各アプリを利用できるようになる。

もう一つ興味深いのが『OnZoom』である。

これは、オンラインイベントをZoom上で開催できるというもの。有料チケットを販売することもでき、同一の機能を提供してきたスタートアップにとっては驚異である。

Zoomにとって重要なのは、こうした動きによって社会にくさびを打ち込むことだ。連携するサービスが増えるほど、Zoomの地位は強固なものになる。

次なるスタートアップにとってはチャンスかもしれない。新たなプラットフォームが確立するとき、そこに新たな事業機会が生まれる