リンクアンドモチベーションの2016年12月期の売上高は339億円、経常利益18億円。
子会社を含めて18社から構成されており、「モチベーションエンジニアリング」という基幹技術を用いて企業や個人の成長をサポートしてきたとのこと。
「モチベーションエンジニアリング」は心理学・行動経済学・社会システム論など、学術的背景をベースにした技術であり、個人の意欲喚起や組織活性化を促進するための手段らしい。
事業セグメントは「組織開発ディビジョン」「個人開発ディビジョン」「マッチングディビジョンALT配置事業」「マッチングディビジョン人材紹介・派遣事業」「その他」の5つとして報告されている。以下はそれぞれの概要。
組織開発ディビジョン
法人顧客を対象として、企業のステークホルダー(従業員、応募者、顧客、株主)の関係構築と強化を支援
個人開発ディビジョン
キャリアスクール・学習塾などのビジネスに対し、個人向けに主体的・自律的なキャリア創りをトータル支援する「キャリアナビゲーション」を掲げサービス展開。
マッチングディビジョン ALT配置事業
全国の小中学校などへの外国語指導教師(ALT)の派遣や英語指導の請負をサービスとして提供。
マッチングディビジョン 人材紹介・派遣事業
求人企業に対し、組織の成長に必要となる人材を紹介・派遣。
その他、「モチベーションエンジニアリング」経営実践の場として、レストランの経営も行なっている。
連結従業員数1239名のうち、381名が組織開発ディビジョン、559名が個人開発ディビジョン、179名がマッチングディビジョンALT配置事業、113名がマッチングディビジョン人材紹介・派遣事業に所属。
2016年の受注349億円のうち、組織開発ディビジョンが98億円(28.8%)、個人開発ディビジョンが646億円(19.07%)、マッチングディビジョン・ATL配置事業が100億円(29.58%)、マッチングディビジョン・人材紹介・派遣事業が74億円(21.71%)を受注。
2016年の売上339億円のうち、組織開発ディビジョンが95億円(28.18%)、個人開発ディビジョンが65億円(19.23%)、マッチングディビジョン・ATL配置事業が101億円(29.95%)、マッチングディビジョン・人材紹介・派遣事業が73億円(21.69%)を売り上げている。
リンクアンドモチベーションの売上総利益122億円をセグメント別に分解すると上のようになる。組織開発ディビジョンが65億円を稼ぎ最大。次にマッチングディビジョンのALT配置事業が27億円、個人開発ディビジョンが23億円、マッチングディビジョンの人材紹介・派遣事業が15億円ほどを稼いでいる。