リユース系マーケットプレイスの元祖!営業利益率50%の自動車オークション企業「ユー・エス・エス」の収益構造を分解
今回は、自動車オークションで国内のトッププレイヤーである「ユー・エス・エス」についてまとめます。
(ホームページより)
「ユー・エス・エス」の名前は「Used car System Solutions」の略で、1980年に前身である「愛知自動車総合サービス(株)」が設立されました。
1982年に第1回オートオークションを出品台数255台で開催すると、1988年にはポス席570席となり日本最大に。
1990年代には九州、東京、岡山、札幌など全国展開を本格化し、2000年には東証一部に上場します。
以来、国内の自動車オークションにおける販売台数シェアにおいて、国内トップの地位を保っています。
販売台数マーケットシェアは32%前後と、他者に大きな差をつけて圧倒的トップであることがわかります。
業績推移も見てみましょう。
2000年から2008/3期までにかけて急成長をとげ、売上高は670億円前後という水準で安定しています。
また、近年は営業利益率が50%前後と、収益性がかなり高くなっていることもわかります。
今回のエントリでは、USSの事業内容をおさらいした上で、2000年以降の事業数値について徹底的にチェックしていきたいと思います。
冒頭で述べたように、USSのメイン事業は国内トップを誇る自動車オークション事業ですが、そのほかにも大きく二つの事業を展開しています。三つの内容を一つずつ見ていきましょう。