AIブームの陰でHPE株が急落。追い風があるのに収益性が悪化した理由とは?
Hewlett Packard Enterprise Company

大手サーバーメーカーのヒューレット・パッカード・エンタープライズ(以下、HPE)が3月6日、第1四半期決算を発表。売上高は78.5億ドル(前年比16%増)、営業利益は4.3億ドル(同17.5%減)となった。

利益水準が市場予想を下回り、決算発表後の時間外株価は20%もの急落。通期見通しも低調で、新たに2,500名の人員削減も発表した。

HPEに注目してきた一番の理由は、最新のGPUを備えたサーバーの完成品を作る企業の一つだからだ。NVIDIAが製造するGPUは、今やスパコンとも言えるような複雑な完成品に組み上げる必要がある。だからこそ、一部のメーカーは株式市場でも恩恵を受けることが期待された。

同社の場合、従来型サーバー部門も大きく、販売時の値引きや旧世代の半導体の蓄積が当面の利益を圧迫している。具体的にどのような状況にあるのか、今回の記事では開示された資料をもとに紐解く。

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