DeNAが共同開発した『ポケポケ』が大ヒット。今こそ振り返りたい過去の大型スマホゲームタイトル
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インターネット企業のDeNAが『ポケポケ』(Pokémon Trading Card Game Pocket)の大ヒットにより、株式市場における評価を急変させている。
DeNAはガラケー時代のソーシャルゲームで台頭した企業の一つ。多くの問題で世間を騒がせた一方、スマホ時代が本格化するとともに影が薄れた。ここ数年は株価も低迷し、2024年初め時点の水準は純資産割れだった。
Finboard
『ポケポケ』は2024年10月にリリース。その後は瞬く間に世界中の人気を集め、DeNAの株価を高騰させた。執筆時点では半年前と比べ、130%を超える上昇となっている。
ゲーム事業は当たり外れが大きい。『パズドラ』(ガンホー)や『モンスターストライク』(mixi)など大ヒットタイトルは多く誕生したが、持続的な成長に結びついたものはほとんどない。ヒットを飛ばしたところで、株式市場も評価しづらくなったきらいがある。
しかし、それも程度の問題だ。多少のヒットでは動じなくとも、とてつもない大ヒットが生まれれば事情は変わるかもしれない。今回の記事では、かつてヒットした大型スマホゲームタイトルを振り返りながら、『ポケポケ』の今後を考える。