「ボロ株の名門」と言われた伊豆シャボテンリゾートが好調。アニタッチやホテル事業も拡大中
レジャー施設の運営などを手がける伊豆シャボテンリゾートが業績好調だ。
事業としてのルーツは1959年、岩室山頂の一帯を「伊豆シャボテン公園」と命名して一般に有料公開したことにある。シャボテンとは「サボテン」のこと。その後は動物も見られるようになり、2016年には「伊豆シャボテン動物公園」へと改称した。
ただし「伊豆シャボテンリゾート」という会社の来歴は、また別である。1976年に設立された当初の事業目的は「体感音響機器の商品化」など。1990年に株式を店頭公開すると、1999年には日韓合作映画『リングウイルス』を韓国で上映した。
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2004年には(株)サボテンパークアンドリゾートの運営に参加すると、2年後には完全子会社化。2015年には会社名を「伊豆シャボテンリゾート」へと変更し、その前後に色々あって現在に至るという流れだ。
長く株式市場をウォッチしてきた方なら、「色々あって」の部分は既に知っているかもしれない。