インターホンの最大手企業「アイホン」成長の軸足を海外へシフト、さらなる拡大なるか?
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インターホンの製造販売を手がける「アイホン」が拡大を続けている。
アイホンは1948年、合資会社「東海音響電気研究所」としてスタート。ラジオや拡声器などの組立・修理のかたわら、インターホンの研究開発を行った。1964年には株式会社化し、やがて米国ホワイトハウスに使われるまでになった。
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Apple社の「iPhone」が日本において、アイホン社の許諾を受けていることは広く知られている。アイホンの営業外収益には例年1.5億円の「受取ロイヤリティー」が計上されており、同許諾がここに含まれていると見られる。
ただしアイホンは、そんな受取ロイヤリティーが小さく見える規模の会社だ。2024年3月期の売上高は613億円を超え、営業利益は52.7億円に拡大。ただし利益推移は凸凹しており、今期は約15%の営業減益を見込む。今回は、そんな同社について特集する。