『壱角家』『山下本気うどん』を手がけるガーデンが新規上場へ
ガーデン

飲食店のM&Aおよび運営を手がけるガーデンが10月18日、東証スタンダード市場への新規上場を承認された。上場日は11月22日を予定している。

ガーデンの傘下にある飲食店ブランドは『壱角家』『山下本気うどん』『肉寿司』『情熱のすためしどんどん』など。ラーメンからうどん、どんぶり、肉寿司、ハワイアンに至るまで、幅広い業態を展開している。

ガーデンは創業以来、12社のM&Aを実施することで事業規模を拡大。2020年以降は不採算店の整理で売上が減少したが、ここ2年は売上規模を大きく拡大。今回の記事では、そんな同社の来歴と事業戦略を紹介する。

カラオケ事業の再生から

ガーデンを創業したのは、代表取締役社長の川島賢氏。

川島氏は1971年生まれで、高校卒業後にアルバイト勤務を通じて顧客先だった(株)シグマックの代表と知り合いになった。人づてで赤字のカラオケ店(埼玉県)を紹介され、休眠会社だった(有)シグマックにてカラオケ事業を開始した。

(株)シグマックの前身が(有)シグマックであり、事業を株式会社へ移管したことで有限会社側は休眠会社となっていたようだ。

川島氏は取締役としてカラオケ事業を再生、これが軌道に乗ったことから2000年に社名を(有)マックへ変更。代表取締役となった。

2003年にはステーキ事業を譲受し、多角的な経営を本格化する。2012年にはカラオケ、ラーメン店を運営するマイビス(株)、2014年には『東京チカラめし』運営元を買収。2015年には牛丼店の「神戸らんぷ亭」を子会社化した。

2015年に持株会社としてガーデンを設立すると、翌年には7社の飲食店運営会社を子会社とするグループ会社になった。その後は本格的にフランチャイズ事業にも進出し、(株)肉寿司などを買収。事業の多角化をさらに推し進めた。

横浜家系ラーメン『壱角家』が主軸

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