中小企業向けBPaaS『クラウドサーカス』が成長、スターティアHDの戦略
中小企業向けのトータルソリューション企業であるスターティアホールディングスが、中期経営計画の最終年度に差し掛かっている。
同社は1996年に創業し、オフィス向けに様々な商材を扱ってきた。コピー機や複合機、ネットワークやビジネスフォンの導入を支援するほか、近年はデジタルマーケティング事業にも注力。タレントの指原さんが出演する『クラウドサーカス』のCMを見たことがある方もいるだろう。
スターティアホールディングスは2023年3月期にかけて売上規模を急拡大。それまで利益水準は弱含んでいたが、直近2年は堅調だ。2025年3月期にも、過去最高売上・利益水準を計画。中期目標に向けて、業績数値自体はすでに達成している。
近頃「BPaaS」という言葉を聞くことが増えた。「SaaS」はソフトウェアをサービスとして提供するが、BPaaSはビジネスプロセス丸ごとをサービス化する。その性質上、顧客と対面する人的リソースが不可欠だ。そんな中でスターティアHDは、長年培った営業力を活かして事業を伸ばしている。