HPE、AIサーバー受注が続伸。ソブリンAIとエンタープライズ需要でさらなる成長へ?
Hewlett Packard Enterprise Company

株式市場ではイマイチ注目度が高まらないが、隠れた(?)AI関連銘柄となりつつあるのがHPE(ヒューレット・パッカード・エンタープライズ)だ。

HPEは2015年に旧ヒューレット・パッカードの分社化で誕生。パソコンやプリンタに特化するHP Incに対し、HPEはサーバーやストレージ、ネットワーク製品を扱う。2021年のデータだが、サーバー市場シェアはDellに次いで二番目に大きい。

売上高は全体として横ばいだが、足元では拡大傾向だ。9月4日に発表された2024年5〜7月期決算で、売上高は77億ドル(前年比10%増)、営業利益は5.4億ドル(同16%増)だった。

AIシステム売上は前四半期比で39%増の13億ドルに躍進。売上全体の17%近くを占めた。営業費用(Non-GAAP)は前年比で7%ほど削減し、収益性は向上。今回は、そんなHPEの最新決算を解説する。

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