マイクロソフト決算:クラウド&AIが牽引、四半期の営業利益は脅威の4兆円超え
Microsoft Corporation

マイクロソフトが7月30日、2024年4〜6月期決算を発表。売上高は前年比15%増の647億ドル、営業利益は同じく15%増の279億ドルだった。

2020年頃、「マイクロソフトの営業利益は毎月日本中の豆腐が降ってくるのと同じ」とツイートしたことがある。当時は四半期に150億ドルを稼いでおり、ドル円も100円強。豆腐の国内市場規模が5,000億円ほどであることに引っ掛けたジョークである。

市場規模は年間消費額なので、今思うとおかしな表現ではある。5,000億円というキリの良さもあって市場規模や売上のサイズ感を記憶するのに便利、という意図であった。

それが今や、円安もあいまって月に1.4兆円もの営業利益を稼ぎ出している。国内パンの市場規模(2021年)が1.5兆円ほど。先の形式に引っ掛けるなら「毎月日本中のパンが降ってくるのに近い」ということになる。

もはや自明かもしれないが、マイクロソフトは今や一国の産業を大きく超える影響力を有している。そんな同社において成長を牽引しているのはクラウドであり、AIだ。今回の記事では、最新決算でサティア・ナデラCEOが話した各事業の概況について列挙する。

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