Adobe 2Q決算:増益回復で株価急騰、生成AI普及の先に見る未来とは?
Adobeが6月13日、2024年3〜5月決算を発表。売上高は前年比10%増の53億ドル、営業利益は同じく16%増の19億ドルだった。
大幅減益となった前四半期から一転、決算発表翌日の株価は14.5%もの上昇を示した。今四半期の結果が想定を上回り、同社のAI戦略がポートフォリオ全般の優位性を高めていると市場は好感したようだ。
シャンタヌ・ナラヤンCEOは「革新的な製品ロードマップにより顧客価値を伸ばしていることが成功を後押しした」とアピール。クリエイターから学生、起業家やあらゆるサイズの法人が、同社の製品を使っている。
各製品において重要性を増しているのが、生成AIだ。ナラヤンCEOは「創造性は人間のユニークな特質」であり、「AIはそれを手助けするもの」と位置付ける。今回の記事では、そんなAdobeの近況と打ち手について、最新決算をもとに紹介する。