フィリピンでの国際通信事業が急成長!躍進続けるアイ・ピー・エスの成長戦略
フィリピンでの事業を多く手がけるアイ・ピー・エス(証券コード:4390)が好調だ。2024年3月期の売上高は141億円(前年比14%増)。営業利益は44億円(同28%増)となり、利益率を切り上げながら伸びている。
アイ・ピー・エスは1991年、海外人材を日本企業に紹介する目的で設立。1996年には在留フィリピン人向けタガログ語新聞を創刊(2020年3月に終了)するなど、ユニークな事業展開を続けてきた。
現在の主力は国際通信事業。フィリピンと北米・香港を結ぶ国際通信回線を、フィリピンのCATV事業者などを対象に提供している。フィリピンでのレーシック手術を扱うメディカル&ヘルスケア事業もある。
アイ・ピー・エスは5月14日、新たな中期経営計画を発表。2027年3月期に売上234億円、営業利益60.5億円を目指す。今回の記事では、同社が展開する事業を改めて紹介した上で、今後の成長戦略を紐解く。