パランティア決算:業績堅調も時間外急落、CEOが「競合は存在しない」と豪語
ソフトウェア企業のパランティア(Palantir)が5月6日、2024年1〜3月期決算を発表。売上高は前年比21%増の6.3億ドルに加速。営業利益は8,088万ドル(前年比20倍)だった。
アレックス・カープCEOは株主向け書簡の冒頭で、これまでの苦労を振り返った。大企業、ましてや政府機関向けの技術インフラを作ることは、事業を破綻させる最も確かな方法だなどと投資家に言われてきたという。
同社が創業したのは2003年のことだ。それから20年以上が経ち、世の中は変わった。カープCEOに言わせれば、パランティアの事業は「最も熱心な擁護者さえ、可能とは言い難かったようなペース」で伸びている。
特筆すべきはトップラインの成長と、収益性の向上だ。業績は甚だ堅調に見えるが、決算発表後の時間外株価は執筆時点で8%ほどの下落となっている。今回の記事では、足元の状況について決算コールの内容を中心にまとめる。