【アリババ】中国ECは価格戦略を推進、自社株買い枠を拡大も株価は依然軟調
アリババグループが2月7日、2023年10〜12月決算を発表。売上高は前年比5%増の2,603億元(≒367億ドル)、営業利益は同じく36%減の225億元(≒32億ドル)だった。
中国のインターネット企業は、このところ株式市場で厳しい評価が続いているが、アリババはその筆頭だ。株価は2020年10月をピークに四分の一以下まで低迷。決算発表後も一日で6%近く下落した。
抜本的なテコ入れとしてグループ企業を分割上場させる計画も発表したが、今のところ評価を変えるには至っていない。クラウド事業については分割を取りやめ、成長領域の一つとしてパブリッククラウドに注力する方針に変えている。
エディ・ウーCEOは直近の経営テーマを「コアビジネスであるEコマースとクラウド事業の成長を再燃させる」ことであると明言。現在の進捗と打ち手がどのようなものであるか、今記事で紹介する。