ただの半導体企業じゃない?積極的な”買収&解雇”で躍進を続ける「ブロードコム」
ブロードコム・リミテッド

いわゆる”マグニフィセントセブン”(GAMAMとTesla、NVIDIA)以外にも、株式市場での評価を高め続ける巨大企業は少なくない。時価総額上位企業の過去5年における株価上昇率がこちらの図だ。

弊社作成

最も大きく株価を伸ばしたNVIDIAとTesla、Appleに続いたのが、11番目の「AVGO」。半導体企業として知られるブロードコムである。このブロードコム、今年11月21日には仮想化技術で知られる「VMware」買収を完了。買収額は約610億と発表されている。

しかし、VMwareについて多少知っている人であれば、半導体とは直接的な関わりがないという印象を抱くのではなかろうか。ブロードコムは、VMware以外にも積極的な企業買収を手がけてきた”シリアル・アクワイアラー”だ。

今回の記事では、躍進を続けるブロードコムとは一体どのような会社なのか、その経緯とともに紐解く。変化を続ける事業環境の中で、彼らはいかにして戦略を描き、推進しているのだろうか。

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