決算後20%超の高騰!デジタルウォレットなど手がける老舗決済企業「Paysafe」
決済事業を手がけるPaysafeが14日に7〜9月期決算を発表。株価が一日で22%もの高騰となるなど、株式市場における注目を集めた。
聞きなれない会社だが、ルーツをさかのぼると25年超の歴史がある。その沿革は複雑だ。1996年創業のNETBANKXが2005年にNetellerによって買収され、Neovia Financialに改名後、Optimal Paymentsを買収し、...といった具合である。
業績もあまりパッとしない感じ...というか、巨額の減損損失を計上しているのが目立つ。それ以外の四半期は比較的安定した収益ではあるものの、売上成長率も特段高いわけではない。
過去の買収による巨額の有利子負債もあり、同社の時価総額は8億ドル前後という低い評価にとどまる。その一方、直近4四半期の調整後EBITDAが4.4億ドルに達する。今回の記事では、Paysafeの事業内容について整理した上で、同社が直面する見通しの変化についてまとめる。