売上拡大、赤字は縮小中!新CEOを招いたUnityが新たな体制構築に向けて検討中
Unity Software

ゲーム開発エンジンのUnityが、経営上の転換点を迎えている。同社は2004年にデンマークのコペンハーゲンで誕生。それから16年後の2020年に株式を上場した。

高成長企業とみなされたUnityは、例によって2021年末をピークに株価が転落した。下落幅はざっと八倍前後。ここ一年に時間軸を絞っても、半分近くに下落したり上昇したりと、乱高下が続いている。

売上高は凸凹ありつつも、全体として成長基調。加えてここ一年間は、営業損失の縮小も著しい。

ようやく黒字化が近づいたようにも見える中、Unityは今年10月にCEO交代を発表。かつてゲーム開発大手エレクトロニック・アーツで経営トップを率いたジョン・リッチティエッロ前CEOから経営を引き継ぐ。

今回の記事では、Unityの事業について改めておさらいしながら、直近数年の変遷をひもとく。その上で今後の戦略と、新たなCEOのバックグラウンドについても紹介する。

Unityの二つの収益源

上述のグラフを見て最初に気になるのは、「売上高の凸凹」ではなかろうか。2022年前半に減速し、それから急拡大に転じた背景には何があるのか。

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