株価上昇!米国三位の住宅メーカー「パルテグループ」高金利でも追い風の背景とは
米国の住宅メーカー、パルテグループの株価が上昇している。
日本では馴染みがないが、パルテグループは米国で三番目に大きな住宅メーカー。S&P500にも採択され、2023年に入ってからの株価上昇率はNVIDIAやMetaなどに続いて6番目に大きい。
同社は1950年に創業。18歳のビル・パルテがデトロイト近郊で、5部屋のバンガローを建てて販売したのが始まりだ。時には買収も駆使し、長きにわたって企業価値を拡大させてきた。
優良企業とはいえ歴史ある住宅メーカーが、なぜ今になって評価を高めているのだろうか。高金利下では消費者が住宅購入を控える傾向にあるため、今が追い風というのも不思議な話だ。
パルテグループの近況を紐解くと、その背景には「住宅」ならではの特殊な事情があった。足元の状況を金融危機下の大逆風と比べると興味深いので、今回の記事にて紹介したい。