黒字成長に本腰で大幅増益!AI CRMでもトップ目指す「Salesforce」の現在
Salesforce.com Inc

SaaSの代表企業であるSalesforceが8月30日、2023年5〜7月期決算を発表。

売上高は86億ドル(前年比11%増)と拡大基調が続く。驚くのが営業利益で、前四半期の三倍を超える14.8億ドル。株式報酬費用などを控除したものではなく、GAAP(一般会計原則)による正真正銘の営業利益である。

グラフで見ると、その変化は一目瞭然だ。

株式市場においてSaaSが評価される背景には、収益モデルの高い「ストック性」があった。成長を最大化するためにセールス・マーケティング費用に巨額を投じ、会計上は収益性の低い企業が少なくない。

どんな企業でも、永遠の急成長はできない。成長性に翳りが見えれば利益を求められるが、販促費を削れば成長は余計に遅れてしまう。そんな中でSalesforceは17%を超える営業利益率を叩き出し、市場に向けてアピールし始めた。

カテゴリリーダーであるSalesforceの動向は、他のSaaS企業にも影響を与えるかもしれない。今回の記事では、創業者CEOのマーク・ベニオフが何を考えているのかを中心に、最新の決算発表から紐解いて紹介する。

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