今なお急成長を続ける中国Eコマース企業「拼多多」海外向けTemuでも色々な話題
中国のEコマース企業、拼多多(PDD Holdings)を覚えているだろうか。アリババやJD.comと並ぶ中国有数のマーケットプレイス企業として、大きな存在感を誇る会社だ。
今年4月、同社のアプリがAndroidの脆弱性をつき、利用者のスマホから不正に情報を取得していた件をCNNが報じた。
この件が問題となったのは中核の『Pinduoduo』であるが、報道により新サービス『Temu』にも懸念が広がった。新たに開始した、海外向けのショッピングアプリである。
そんな懸念など関係無いかのように、同社は今なお猛烈な成長を続けている。売上高は4〜6月、前年比66%増の523億元(≒1兆円)へと急拡大。営業利益も同46%増の127億元(≒2,545億円)と増加した。
批判にさらされた拼多多経営陣は、一体何を考えて会社を経営しているのだろうか。今回の記事では、新たな決算で語られた同社の戦略と、海外向けに展開される新サービス「Temu」を中心にお伝えする。